「アイセックはリーダーを見てリーダーを学ぶ場」 ——システムエンジニア 羽鳥涼平《OBOGインタビュー》

羽鳥涼平[はとりりょうへい]さんは、2011年にアイセックに入会され、3年次にはアイセック青山学院大学委員会の委員長もお務めになりました。社会の中でのアイセックの価値を上げるべく活動をなさった思いや現在のお仕事に繋がるものついてお聞きしました。

――アイセックへのご入会のきっかけを教えてください。

  
 元々企画に興味があったからです。高校のときの文化祭等、チームで何かを作るということが好きでした。それに関連して、アイセックの、特に日本の学生を海外の企業や団体に送り出す「送り出し事業局」にて、インターン生と一緒にインターンをどうしていこうかを考えたり、出国前や帰国後のイベントを企画したりするということが自分には刺さりました。

――活動の中で印象的だったことはございますか。

  
 インターン生をマネージャーとしてサポートした活動が印象的でした。2年生のときに担当した私と同い年のインターン生が、海外経験がありとても英語力が高く、意欲を持っている方でした。そのような、インターンシップに参加するというなかなかない経験に挑戦する方と話し、アイセックのイベントにおいてもたくさんのインターン生と会ったことが、私にとって刺激になったと思います。インターン生ごとに考えていることも違い、将来やりたいことに向けてインターンシップに行く人もいれば、インターンシップを通して何かそういうものを見つけたいという人もいます。色々な人がいて、色々なことを考えてインターンシップに行って、色々経験をしてきます。戻ってきたインターン生に話を聞く中にも学びや気づきがありとてもおもしろかったです。

――アイセック青山学院大学委員会の委員長になった理由を教えてください。

 私が2年生の頃に、アイセックの未来について考えさせられる機会がありました。アイセックがこの先どうなるのだろうかという話を同じメンバーとしていく中で、インターンシップの在り方やインターン生との関わり方、海外のアイセックメンバーとのやりとり等、色々課題はあるでしょうが、それでもやはりインターンはとてもいいものだと思いました。この素晴らしい機会をこの先も届けるために、委員長になって何かできたらいいなと思って立候補しました。
 それから、単純に委員長をやってみたかったというのもありました。1年生のときも2年生のときも委員長をやっていた人は本当に素晴らしくて、やりたいことをはっきりと持っていたり、実際にインターンに行っていたり、何かチームのリーダーをやっていたりしました。そういう状況の中で、その人たちに近づきたい、自分も経験としてそのようなものをぜひ得てみたいという思いもありました。

 

――委員長時代のご経験で、苦労したこと、楽しかったこと等はありますか。

 委員長を務めた1年間は全てが印象的でした。間違いなく学ぶことはとても多かったです。私は部長や委員長といったリーダーになったのが初めてで、どちらかというと副リーダーの方が多かったです。ただ、その経験の中で、リーダーに対してこうしたらいいのにと思うことはありました。しかし、実際自分がやってみると、そういう人たちの苦労や考えていることがとてもよくわかりました。自分がリーダーをやったときにこういう風になるとうまくいかない、こういう方向にしていけばもっとうまくいっただろうと考えるという経験を得られたというところは良かったと思います。

インタビュー中の羽鳥さん

インタビュー中の羽鳥さん

――現在のお仕事について教えてください。

 今はシステムエンジニアという仕事をしています。システムのパッケージ製品を企業が使いやすいように作り替えて納品することが主な仕事です。例えば商品が壊れたときに相談できるカスタマーセンター等で使われている製品です。電話をすると、オペレーターが相談の内容から、FAQやマニュアル、過去にあったお問い合わせを検索して回答を行い、同時に相談内容と回答内容をシステムに記録します。その際、オペレーターにとって使いやすい操作手順や機能を考えたり、お問い合わせの傾向やオペレーターの生産性を分析したりできるようにします。お客様の話を参考に現状と課題を知り、より良くするためのITシステムの使い方を一緒に考えていきます。

――現在のお仕事を選ばれた理由を教えてください。

 最初は直感としてITをやりたいというのがありました。その後、そう思う理由を考えたところ、アイセックも含めて自分の人生を振り返ると、ものごとの仕組みを考えたり、それを調べたりすることが好きなのだとわかりました。ITシステムという企業の仕組みも、仕組みづくりや仕組みの改善というのに関わるという点でとても自分に合っていると思いました。ITを学習していたというわけではないですが、そういうものを楽しいと思う気持ちは小さい頃からあり、学生時代にもエクセルで関数を作ることをとても楽しいと思っていました。アイセックにおいてもアンケートをとる機会が多いですが、その分析をしたりエクセルに図式を埋め込んで色々管理したりするところに楽しみを覚えていました。そのような意味での仕組みもあれば、委員会の中で戦略を作り、こうやっていけばいいのではないかという「やり方」という意味での仕組みもあり、そちらも好きで、楽しんでやれる分野だと思っています。

――学生時代のご経験や興味も会社でのお仕事にも繋がっているのですね。

 そうですね。元々、私は公務員になることを考えていたことがありました。高校生の頃から、景気の関係で、会社で働くというよりは公務員の方がいいのではないかと思っていました。会社というと利益を求めるばかりで、あまり綺麗ではないイメージがありました。しかし、アイセックで活動する中で企業と関わる機会が多く、アイセック自体の構造も企業に似た部分があり、就職をしようという考え方に変わっていきました。
 また、アイセックで企画をする際や委員会の将来について考えたりする際に、組織の理念を大事にしていたという姿勢は、今にも繋がっています。

――学生が今やっておくべきことは何だと思いますか。

  やりたいことをやるというのが1番だと思います。自分が心からやりたいと思うことを、声に出して、仲間と一緒にやっていってほしいです。自分の考えを口に出すことは、とても勇気が必要になることもあると思います。ですが、後から振り返ったときに、あの時勇気を出してよかったと、きっと思えると思います。アイセックで、やりたいことも、悩みや不安も、自分の心を開いて信じ合える仲間を作って欲しいと思います。
 また、時間が山ほどあったのだから、難しいでも本を時間をかけて読めたらよかったです。一冊の本を時間をかけてじっくり読むことで、得られるものは多いと思います。ビジネス書の中には図が多く丁寧な説明で書かれた本も多いので、そこから入り、少し硬めの本も時間をかけて読み込むようなことができたらよかったなと思います。

――ビジネス書はアイセックでも社会に出てからも役に立ちそうですよね。

 そうですね。マーケティングの本なら送り出し事業局の活動に役に立つと思いますし、普通に読み物としてもおもしろかったです。アイセックでは、会議も頻繁にあるので、会議の本も沢山ありました。今でも会議はよくやりますし、やり方は変わるとしてもこの先会議をやらないということはなかなかないと思うので、役に立ちます。アイセックの活動は全般的に、社会に出てからと似たような経験ができると思います。

2018.11.25