「自分らしいユニークネスを発揮する」 ―― 宮田雄介 《OBOGインタビュー》

2005年入会の宮田雄介[みやたゆうすけ]さんにお話を伺いました。某お菓子会社に就職された後、2018年11月より新しい会社にお勤めされます。宮田さんにとってアイセックで得た経験が社会でどう活きたのか、また宮田さん自身が、今後社会の中で生きていくために必要だと考えていることをお話しくださいました。

――自己紹介をお願いします。

  2005年入会の宮田雄介と申します。1,2年生の時に、海外学生が日本でインターンシップをするために企業や団体に受け入れを提案する、受け入れ事業局のメンバー、3年生の時に財務統括、4年生の時にアイセック・ジャパンにおける、独立的・客観的な立場から各委員会の財務状況を評価し、助言・勧告を行う内部監査人を務めていました。前職では大手菓子会社で営業や受注の仕事をしていました。

――前職ではどんなお仕事をされていたのですか。

  
大手菓子会社にて、小売業者にこの商品を置いてくださいと交渉することや、取り扱う商品の商談や営業、棚卸しや陳列、また問屋からの受注を行っていました。仕事をやる上で困難だったことは、自分ではどうしようもない仕事が下りてくることですかね。自分の職場で解決できることなら尽力するのですが、色々な会社や部署を巻き込んでの調整などは要望の折り合いをつけるのが難しいですね。

――転職を考えられたきっかけはどのようなものでしたか。また現在のお仕事への就職の決め手となったのはどのようなものですか。

前職では、受注と並行してカスタマーサポートを行う部署にいたのですが、仕事をする中で、お客様からの声が反映できない環境に不甲斐なさを感じていました。そこで、お客様の声を届ける環境に移りたいと考えたので、転職を考えました。11月から仮想通貨交換業およびブロックチェーン開発・サービス事業を主幹事業とする会社に就職しますが、そこでは、お客様の口座開設やお客様対応など、お客様からの要望などに対応することがメインの仕事です。
まだ新しい会社であり、設備や体制が整っているわけではないからこそ、それらを整えることに自分が参画できると考え、また仮想通貨というこれから需要が伸びていく分野で仕事ができることが新しい会社に就職する際の決め手でした。お客様の声を会社に届け、お客様によりよいサービスを提供する会社、そしてお客様に対して誠実な会社として存在し続ける、一助になれたらと思っています。

 

――ご自身のモットーとしていることはありますか。

とりあえず頑張ること、ベストを尽くすこと、ですね。将来困難な事や壁に直面した時、今頑張っている自分を思い出すことが、頑張ってそれらを乗り越える原動力になると思っています。こう考えるようになったきっかけはアイセックの財務統括になったことですね。3年生のときに、委員長に声を掛けられて財務担当を担うことを決めましたが、やるからには責任を持ち、とことんやってやろうと思っていました。財務の知識もないまま、ゼロから始めて、この委員会の財務に関する責任を背負うというのは大きな決意でしたね。当時の委員長が必要としてくれていたからこそ、責任を果たし切ろうと思っていました。初めは何もわからなかったけれど、自分のベストを尽くそうと勉強していましたね。そういった壁にぶつかってよじ登る経験をしないと次の壁を乗り越えることができないと思っています。

――学生時代はどのようなことを頑張っていらっしゃいましたか。

4年間、アイセック一色でしたね。2007年の委員長に声をかけられて、アイセックに興味を持ちました。当時、青山学院大学委員会は色々な企業にインターン生を受け入れていただいていましたが、学生ながらそうした企業に向けてインターンシップの受け入れに関する提案を行えることが魅力的でした。適当にサークルに入って大学生活は終わるのだろうと予期していた当時の自分とは裏腹に、だいぶ刺激的な日々を送っていました。大学入学時から就職を見据えていたからこそ、企業と接点をもてるのは貴重な機会だったように思います。実際に受け入れ事業局に所属して、企業に提案を受け入れてもらい、2名の海外学生のインターンシップを実現することができました。1,2年生の間はがむしゃらに頑張る時間、3年目は責任、4年目は集大成という位置づけでしたね。受け入れ事業局に所属していた最初の2年間は、より多くの企業にインターン生を受け入れていただこうと、がむしゃらに頑張っていました。3年目は財務統括として活動しましたが、やはり一番印象に残っているのは財務の活動ですね。その中でも活動費の精算基準は厳しく行っていましたね。アイセックの活動は新入生の入会金やメンバーの継続費だけでなく、企業からの賛助金や寄付金で行っているので、それに見合った活動をするべきだ、ということを考えていました。また、全国監査という評価される場が、年に1回しかないこと、つまり自分の活動の結果がその1回で決まってしまうこと、それが委員会の存続に関わることに、責任を感じていました。4年目の内部監査人は3年目に背負った責任を最後まで果たしきる集大成だと思って活動していました。

――アイセックに入会してよかったこと・今のお仕事に活きていることがあれば教えてください。

頑張った、という経験を得られたことですね。特に頑張ったと言えるのは3年生の時ですね。その時にかけていた熱量がとても大きかったように思います。メンバーを巻き込んで、財務に関する知識を周知させたこと、財務という観点を持たせるようにしたことが一番大変であり、力を入れていたところです。全国監査という、内部監査を行う機会で、財務統括として最低限履行しないといけないことはもちろん、自分がメンバーに対してどのような働きかけをしなければいけないのかということがより明瞭になりました。そうして頑張れたことが、今の自分を支えてくれています。

――アイセックはリーダーシップを持った人材を輩出することを目指し活動していますが、今社会で求められているものは何だとお考えですか。

これからの社会は、いわゆるリーダーも必要だし、フォロワーも必要ではあるが、そういった枠組みだけで考えることは危険だと思っています。だからこそ個を、個の力を鍛えることが大事だと考えています。リーダーやフォロワーといった肩書きではなく、個のユニークネスを持っていないと機械や他者に取って代わられてくるのがこれからの時代だと思っています。リーダーならリーダーとして、フォロワーならフォロワーとして、個のユニークネスを発揮することが大事だと思います。イメージとしてはユニークネスの中にリーダーシップ、フォロワーシップが入っているという感じです。

――宮田さん自身のユニークネスはどのようなものだとお考えですか。

自分のユニークネスは経験とその活用だと考えています。どのようなところでどのような経験をしたのか、そしてそれをどのように活かしていくのかということが重要だと思っていますし、自分の経験は自分の中に蓄積されていくものだと思っていて、これは他の人とは違う、他の人にはない自分固有のものだと思っています。その自分のユニークネスを見つけるためにもやはり、色々なものに全力で取り組むことが大事ですね。そこで得た感情を大切にすることで、自分の中で大切にしたいものが見えてくると思います。そのためにも自分がどのような経験を踏んでどのようなことを感じたのかを自分の中で振り返って見ることが大事だと思います。壁にぶつかった時、全力で取り組まないことにはその壁を乗り越えることはできないと思っています。後悔しないためには全力でやらないといけませんし、たとえ後悔したとしてもその悔しさが原動力となって頑張らないといけないと強く思えます。困難や壁にぶつかった経験が、頑張ることのできる源になっています。

――アイセックで活動しているメンバーに向けてアドバイスをください。

「自己満足な活動はするな」ということですね。他のサークルとは違って、何となくすごいことをしているという気持ちだけで活動して、結局自己満足に終わっていては社会的な意義は何もないと思います。もっと社会への発信力を持つべきだし、発信できるような成果や影響力を生み出していかないといけないと思います。アイセック以外に、学生のとれる機会が多様化している中で難しいとは思いますが、アイセックだからこその価値や影響力を生み出していくことが重要だと思います。

――読者に向けたメッセージをお願いします。

「まずはやってみなさい、文句があるなら自分で変えなさい。そして必ず結果を出しなさい。そしてこれを繰り返しなさい。」アイセックでこれを痛感したからこそ、これから頑張ろうとしているみんなにこの言葉を届けたいです。皆さんのこれからの健闘を祈念しています。

2018.03.15