『自分がどう生きたいのか、何をしたいのかを考える』 ――地域おこし協力隊 世古乃佑様 《OBOGインタビュー》

アイセックではインターンの運営・参加、社会人の方との接触など他ではできない様々な経験をすることができます。その体験をしてきた経験は、将来に繋がっていることもあります。今回は、OBの世古乃佑[せこだいすけ]様にアイセックでの活動、そしてそれがどう自分を変えたかなどのお話をしていただきました。

――アイセックでのキャリアも踏まえながら、自己紹介をお願いします。

世古乃佑といいます。今社会人2年目で、1年目は東京で働いていたのですが会社をやめ、今年の春からまた新しく仕事に就き岐阜県に住んでいます。大学1年生の時からアイセックで活動していました。1年生は受け入れ事業局 のメンバーとして活動し、2年生の時はチームリーダー、そして3年生の時は受け入れ事業局統括をやっていました。あと2年生の時に、アイセックを利用したフィリピンでのインターンに参加しました。

――アイセックに入会したきっかけや理由を教えてください。

自分が元々持っていた興味、新歓での事、また新歓の時にいらした人の影響が主な入会理由です。まず、自分は高校生のころから海外や外国人、英語に興味があったのでアイセックを知った時関心が湧きました。次に、新歓の時の先輩方の真面目、かつ丁寧な説明、でもそれだけではなく楽しく活動しているところに惹かれました。さらに、新歓の時にアイセック・ジャパン事務局 の方が来ていて、その方に憧れました。このようなことを経て、自分も先輩方のようにアイセックで活動したい、インターンに参加したいと強く思うようになりました。

――アイセックで活動していて楽しかったことはありますか?

 自分が担当している受け入れ事業局のインターンシップ運営で達成感を得られた時です。目標があって、皆でそれを追いかけてその目標までの様々なステップをクリアしていくのが非常に楽しかったです。あと、アイセックは、自由度が大きく自分のやりたいように活動をし組織を動かすことも出来たので、そのような所も楽しかったな、と思います。

――アイセックで活動する上で、意識していた、また大事にしていた価値観や考えがありましたら教えてください。

 1年生の時は考えたことはなかったのですけれど、いつからか自分の考えを大切にするようになりました。まず自分はどうしたいのか、自分の理想は何か、自分はどうなりたいのか。とくに3年生になってからは、誰かに何かを言われても、まずは自分の考えを軸に物事を考えるようにしていました。

――アイセックは「リーダーシップ」に焦点を当てていますが、4年間活動して世古さんが考えるリーダーシップとはなんでしょうか?

リーダーシップという言葉に役職は関係ないと思っています。多くの人は局長だからとか委員長だからとか、役職にとらわれてリーダーシップを考えがちだからです。役職に関わらず、自分なりに積極的に周りに働きかけ、また相手の考えも尊重しつつお互いの理想を現実にするために行動するのがリーダーシップなのではないかと思います。

――2年生の時に行ったフィリピンでのインターンで具体的にどのような活動をしたのか教えてください。

発達障害をもった子供たちに授業をする、またその子供たちの様々な面でのお手伝いをする仕事をしていました。しかし、アイセック以外のボランティアやアイセックと似たインターンの団体が来ていて、自分はあまりやることがありませんでした。それだとこっちに来た意味がないな、と思って施設の人に他に何かできることはありますか?と相談して。それで結局、発達障害について授業をさせてもらえる中学校をさがしてその啓蒙活動をしました。あともう1つは、もともと孤児院に行きたい気持ちが強かったので、自分でアポイントなしで孤児院に行ったら働いてもいいと許可を得たので、英語を使いながら子供たちと遊ぶ、ということもやっていました。

――インターンに行ったことで、自分の価値観の変化はありましたか?また周りからこういうところが変わった、と言われたことはありますか?

インターンから帰ってきてから周りの人に、「丸くなったね」と言われるようになりました。インターン参加前は、ヤンキーとかじゃないけど、ひたすら人のことを悪く言う人だったらしいです。それがなんか、なくなったと。今でも先輩や同期に会うたびに言われますね。自分が大人になったのではと思います。

――現在のお仕事について教えてください。

現在、岐阜県下呂市が登録している国の「地域おこし協力隊 」という制度に参加しています。都市部で働いている20代~30代の若者を集め、田舎、農村、過疎化地域などに住んで生活してもらうという制度です。そこで今自分がやっているのは、外国人観光客が来てもらえるような、また楽しんでもらえるようなコンテンツ作り。自分でツアーガイドなどもしています。

――今のお仕事と、アイセックがリンクしていると感じるところはありますか?

外国人と関わること、英語を使うことなど「海外」を視野に入れているところ。ここの部分は中学生のころから興味があって、それが高校生になって大きくなり、大学でアイセックに入会し海外インターンにも挑戦して。社会人になってからも、その興味は変わらず、アイセックで活動していた頃のような気持ちで仕事をしています。後、社会人1年目の時働いていた会社は実はアイセックにいた時関わりがあった会社で。意外なところで繋がることがあるのだなと思っています。

――最後に「これは言っておきたい」というメッセージがありましたらお願いします。

自分がどう生きたいのか、何をしたいのか。周りの言うことは聞かずに、まずは自分の考えを優先させてみてください。誰かがああ言うから、親がこう言うからとかはまずおいといて、自分はどうしたいのかを考えましょう。進学の時でも、就活活動の時でもいつでもそうです。その方が、後で自分でも後悔せずに、より良い人生を送ることができると思います